2011年3月2日水曜日

終わりと始まり

本日、dandelionは静かに私の元を去りました。

思えばこのSIMは私の全てを込めて作った作品でした。
SLでものづくりを行うにおいて、ここまで大きなものを作ったら、一体何が得られるんだろうと、ただそんな純粋な欲求だけでSIMを購入し、dandelionとその世界を製作したのでした。
ですから、完成した時点で目標には到達したのです。

それからは、私と友達がまったりと住み、ごくまれに旅人がやってくる、静かな癒しの場所でした。
そうなるともう、dandelionは私の手を完全に離れました。
そこには、やってきた人や、住んでいる人の想いが少しずつ与えられているようで、それは私が作ったようで、しかし自らが生きているような、時には私にも色んな一面を見せてくれる、不思議な存在だったような気がしています。

最後の日が近づくにつれて、沢山の皆さんが訪れてくれて、初めて来られた方にも、閉めるのがもったいない、残念だ、と言われました。
あたし自身は、閉めると決めてからはもう、そのための準備に取り掛かっていたもので、一つの踏ん切りのようなものが出来ていて、なくなることへの悲しさというものはそれほどなかったのですが、皆さんが口々にそのような事を言われるので、改めてぐっと来たこともありました。
最後まで思い出深い時間を過ごすことが出来て、本当に幸せな体験をさせてもらえました。

これまでdandelionにお越しいただいた多くの皆様、本当にありがとうございました。
そして、ばんちゃん、まみちゃん。いつも一緒にいてくれたことで、あたしの一つの挑戦は無事に区切りを迎えることが出来たと思っています。本当にありがとう。
そしてdandelionにも。楽しい想い出を沢山支えてくれて、本当にありがとう。

もちろん、これからもあたしはSLを辞めるつもりはありません。
また新しい出会いと始まりがきっとあり、そこでまたあたしは変わらない時間を過ごすと思います。
なくなることはないのです。消えたからといって、これまでの楽しい時間も本物です。
だから寂しくないのです^^



だからみなさん、これからもよろしく^^